能登 右近米
高台の豊かな土に天然の美しい水の恵みを生かし、
右近ゆかりの地・志賀町で作られたお米です。
志賀町の代田にある農業生産法人・しなんたの
メンバーが、こころを込めて育てた、冷めても
美味しいこしひかりです。
高山右近は、1552年摂津国高山(現大阪府豊能町)生まれ。キリシタン大名、茶人としても有名な武将。豊臣秀吉のバテレン追放令後、前田利家・利長の庇護のもと、加賀藩領で過ごしたが、1614年幕府の禁教令でマニラに追放され病死。家族は帰国し、志賀町末吉で暮らしたとされる。
能登の右近をたずねて
能登には、高山右近ゆかりの地がいくつかあります。
❶高山右近記念公園
石川県羽咋郡志賀町末吉ハ3 志賀町コミュニティバス「高山右近記念公園」下車
1999年、志賀町が末吉に高山右近記念公園を作り、右近の子孫である16代当主・高山豊次氏がブロンズ像を建立。高槻市・高岡市・小豆島・マニラにある像と同じ、西森方昭氏の彫刻です。2017年、右近はローマ法王から福者の称号を与えられました。
❷高山右近の碑
高山右近記念公園そばの山道を上ると、小さな右近の碑があります。右近がマニラで病死した後、家族がその骨を持ち帰って埋めたと伝えられています。
❸しなんた
高山家のある代田地区の農家で作る農業法人。右近ゆかりの地で、おいしい右近米を作っています。事前予約で現地購入もできます。※通販も可
❹高山家
高山右近の子孫の家。1865年に七尾市田鶴浜町・悦叟寺の禅僧が描いた節庵の掛け軸、大分の高山家から贈られた掛け軸などがあります。
❺小丸山公園
前田利家が金沢に城を移す前に住んでいた小丸山城の跡地。右近が建てた教会があったとされる。園内には利家とまつの銅像も。JR七尾駅下車徒歩5分。
❻カトリック七尾教会
右近は金沢から能登へも宣教に赴き、大勢の人を信仰に導きました。当時、七尾と宝達志水町に教会が建てられ、1953年七尾駅そばに再建されました。
❼本行寺(ほんぎょうじ)
幕府の追放令で金沢のキリシタンは能登に身を隠しました。「右近の井戸」や右近の書簡など、様々な遺品があります。※見学は要予約